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【ネタバレなし】スタートレックが好きな自閉症の少女の旅「500ページの夢の束」、あらすじ、感想、ココ見てポイント



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500ページの夢の束

500ページの夢の束引用:http://500page-yume.com/ 

公開年:2018年  制作国:アメリカ
上映時間:93分
監督:ベン・リューイン
キャスト:ダコタ・ファニング、トニ・コレット、アリス・イヴ、、他


 

500ページの夢の束

 

キノフィルムズの試写会にて、鑑賞した9月7日公開の映画「500ページの夢の束」。

スタートレックが好きな自閉症の少女ウェンディが、スタートレックの脚本コンテストに自作の脚本を提出するためにに愛犬のピートと共に、ハリウッドまでの旅に出ます。

生まれながら、障害を抱えながらも自分の願いのために、降りかかる数々の困難にあきらめずに頑張る彼女に強さに勇気をもらえる映画です。

 

あらすじ

あらすじ引用:http://time.com/5118042/dakota-fanning-please-stand-by/

 

『スター・トレック』が大好きで、その知識では誰にも負けないウェンディの趣味は、自分なりの『スター・トレック』の脚本を書くこと。自閉症を抱える彼女は、ワケあって唯一の肉親である姉・オードリーと離れて暮らし、ソーシャルワーカーのスコッティの協力を得てアルバイトも始めた。ある日、『スター・トレック』脚本コンテストが開催されることを知った彼女は、渾身の作を書き上げるが、もう郵送では締切に間に合わないと気付き、愛犬ピートと一緒にハリウッドまで数百キロの旅に出ることを決意する。500ページの脚本と、胸に秘めた“ある願い”を携えて―

引用:http://500page-yume.com/about.php

3つのココ見てポイント

自閉症という病気に向かう

自閉症を抱えた少女引用:http://www.denofgeek.com/

 

ウェンディは癇癪持ちで環境の変化に極端に苦手で、パニックを起こしてしまいます。
騒音が多い場所でもパニックを起こしてしまったり、想像力、表現力に溢れているけれど、それを他人と共有できないし、伝えたいことを人に伝えることが中々できません。

正直、この映画を見るまで自閉症という病気が、名前は知っていても、どういう病気なのか知りませんでした。
実際に自閉症の患者さんと身近なところにいる人には「映画見たぐらいでわかったような気にならないでほしい。」と思われてしまうかもしれないけれど、この作品を観ることで、障害を持つ人への理解の懸け橋になると思います。

調べてみると、今作品の監督ベン・リューイン自身も6歳の頃から、急性灰白隨縁という病気が発症し、生涯松葉杖生活を余儀なくされたそうです。

障害を持って生活をする監督だからこそ、苦しみだけをフォーカスせずに、障害を日常の中に持ち込んで、独自の描き方で自閉症の少女を映画に登場させることができたんだと思います。

散りばめられたスタートレックネタ

スター・トレック好きなウェンディ引用:http://genkitravelblog.net/movie-pleasestandby/

 

「スタートレック好きな少女が、スタートレックの脚本コンテストに自作の脚本を出しに行く」という物語なので、作品の中にスタートレックのネタが散りばめられています。
ウェンディのお姉さんの役を演じるアリス・イヴが「スタートレック イントゥ・ダークネス」でキャロル・マーカスというキャラを演じているし、、笑

とはいえ、スタートレックを観ないと話についていけないという程ではないですが、安心してください!
ただ「500ページの夢の束」を観る前にスタートレックを観ておくと、より映画の魅力が引き出されると思います。

映画観る前に配られたミニパンフレットにスタートレックの用語説明が載っていたので、スタートレックを観ていない方も是非参考にしてみてください。

【主な登場人物】
・カーク:USSエンタープライズ船長。行動力と直観力に優れた指揮官。どんな困難な状況でも活路を見出す能力を持つ。

・スポック:副長で科学士官。バルカン人の父と地球人の母の間に生まれる。論理と理性で感情を制御しているため非常な性格にも見える。

【用語解説】
「1人で惑星連邦を救え」
※4つの種族で設立された、星間連邦国家のこと。

「スポックはDS9を旅し~」
※ディープ・スペース・ナインの略。宇宙ステーションのこと。

「~ウォーフを味方につける」
※惑星連邦の士官。クリンゴン人だが、惑星間の争いで家族を失い、地球人の養子となったキャラクター。

「オリジナル・シリーズの「宇宙軍法会議」で」
※TVシリーズ「宇宙大作戦」の中の1話のこと。

「クリンゴン語にはあとで字幕をつける」
※クリンゴン帝国で使われる言葉のこと。実際に会話を習得できるアプリなどもある。

「そのまま待機」
※状況が読めない時に、乗組員への指示によく使われる言葉。英語では「Please Stand By」で、『500ページの夢の束』の原題にもなっている。

「スポックが”ボンファー”を経験する」
※バルカン人の7年に一度の発情期のこと。

「長寿と繁栄を」
※バルカン人の挨拶。片手をあげて、人差し指と中指、薬指と小指をつけて双方を離してこのフレーズを口にする。

劇中の後半で、なぜウェンディがスタートレックが好きなのか語られるのですが、その理由が、ウェンディならではの理由で、ウルっとしました。

 

愛犬ピートが可愛すぎる

かわゆすピート引用:https://rappler.idntimes.com/

めちゃくちゃ可愛いんですよ。

旅立つウェンディに、スタートレックの洋服を着て、トコトコとついて歩くピートの姿に萌えました。笑

ウェンディとピートが、支えあって旅しているところは思わず、ほっこりしてしまう事間違いないでしょう!

まぁ、僕がただ動物が好きだけかもしれませんが、、

でも、ピートの名演技も輝きますよ!笑

 

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最後に

ウェンディは、旅の途中でで自閉症なのをいいことに意地悪なことする人にもいるけれど、多くの出会いの中で多くはないのかもしれないけれど、優しい人たちに支えられながらも、道を歩みます。

その姿は、障害を持っていない人でも共感を得ることができると思います。

降りかかる困難に、諦めずに立ち向かうウェンディの姿に勇気をもらえる映画だと思います。

 

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