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心の闇と向き合う漫画家、押見修造のオススメ漫画ランキング!

2013年にアニメ化された「惡の華」で一躍有名になった押見修造。

押見修造の漫画は独特なタッチで描かれており、「惡の華」であれば思春期の頃に誰もが持っていた内面にある変態性を前面に持ってきたり、最近映画化された「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」では押見修造自身が患った言葉をうまく話せなくなる吃音症の少女を描いている。

彼の漫画は誰もが持つコンプレックスや押見修造自身の体験から描かれる物語が多いのが特徴的です。

そんな押見修造のおすすめ漫画をランキング形式で紹介していきます。

6位、漂流ネットカフェ

漂流ネットカフェ参照元:https://books.rakuten.co.jp/

あらすじ

ふと入ったネットカフェで初恋の人に再会した土岐耕一、29歳。再会を喜ぶふたりだが、ネカフェの外の街が消えてしまった。宿命のふたりの他にネカフェに居た、オタクや暴力男、生意気な小僧やギャルにサラリーマンなど、日常では接点が無い人々を巻き込んで繰り広げられる、突発的空間断絶ラブストーリー!!

引用元:amazon

押見修造版漂流教室

漂流教室を知っている人なら、このタイトルを見て楳図かずおの名作「漂流教室」に影響された作品だと思うはず。

話の展開とは、まさに漂流教室と同じで突然、誰もいない異世界に飛ばされます。

ただ漂流教室と違うのは、飛ばされるのは学校ではなく、ネットカフェ。

何不自由なく暮らしているけれど、なんとなく日々の生活に不安だったり、不満を抱えている様な大人たちが突然、異世界に飛ばされてしまいます。

閉鎖された世界ではそんな不安や不満が爆発し、抑えていた欲望が大爆発。

暴力的で性的な描写も多いけれど、そんなドロドロな世界で初恋の女性「遠野」さんを守ろうとする主人公の2人の関係に、自分の初恋の思い出を思い出してドキドキしました。

押見修造さんは読者のそういう思い出を引き出すのがうまいんだ。笑

伊藤淳史主演で実写ドラマ化もしているみたいです。

ドラマ「漂流ネットカフェ」公式サイト

5位、志乃ちゃんは自分の名前が言えない

志乃ちゃんは自分の名前が言えない参照元:https://www.amazon.co.jp

あらすじ

“普通になれなくて ごめんなさい”

ヒリヒリ青春漫画のマエストロが贈る、
もどかしくて、でもそれだけじゃない、
疾走焦燥ガールズ・ストーリー。

“自分の名前が言えない”大島志乃。
そんな彼女にも、高校に入って初めての友達が出来た。
ぎこちなさ100%コミュニケーションが始まるーー。
いつも後から遅れて浮かぶ、ぴったりな言葉。
さて、青春は不器用なヤツにも光り輝く……のか?

引用元:https://www.amazon.co.jp

押見修造の実体験を基にした作品

志乃ちゃんは自分の名前が言えない」は、「言葉をうまく発せられなくなる吃音症の志乃が、音楽が好きだけど音痴な加代とひょんなことから仲良くなって、文化祭のステージに一緒に立つことを目指す」という青春ドラマな作品です。

記事の冒頭でも書きましたが、作者の押見修造さん自身も中学2年生の頃から、吃音症を患っており、その作者の体験が「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」に反映されています。

そのため吃音症に対して、フィクションらしい過剰な表現もないので、実際に吃音症に悩んでいる人にも共感を得られる漫画だと思います。

ただ押見修造さんはあとがきで「個人的でありながら、誰にでも当てはまる物語になればと思った」と語っていて、その言葉の通り、吃音症だけでは、各々抱えているコンプレックスにどう向き合っていけば良いのか?と考えさせられる作品になっています。

一巻しかない作品なので、是非読んでみてください!

2018年の夏には実写化映画もされました。
機会があれば是非映画も観てみてくださいね!

映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」公式サイト

created by Rinker
コロムビアミュージックエンタテインメント

 

4位、惡の華

惡の華参照元:https://www.amazon.co.jp/

あらすじ

ボードレールを愛する少年、春日高男。ある日、彼は、放課後の教室に落ちていた、大好きな佐伯奈々子の体操着を、思わず盗ってしまう。それを、嫌われ者の少女・仲村佐和に見られていたことが発覚!! 盗んだことをバラされたくない春日に、彼女が求めた“契約”とは‥‥!?

引用元:https://www.amazon.co.jp/

思春期の黒歴史が爆発

惡の華」は本が大好きな少年、春日高男が憧れ佐伯奈々子の体操着を盗むのを仲村佐和という変わった少女に見られていたところから始まります。

惡の華をどんな作品かというと、なかなか説明が難しいです。
かなり人を選ぶ作品だと思います。

ハマる人はどっぷりハマって、一気に読んでしまうと思います。

学生時代に「自分は他の人と違う」と思っていた様な人に是非読んでほしいです。
思春期の頃に内面にあった思春期特有の感性が爆発した様な作品です。

漫画だけど、少し文学的な作品な感じもします。
こういう漫画は押見修造にしかかけないだろうなぁ。

アニメ版は実際の役者に演技をさせて、それをアニメにするという少し変わったアニメーションになっています。

そして、原作が終了してから5年の年月を経て、2019年実写化で映画が公開されます。
キャストは「今日から俺は!」でも伊藤役で話題を集めた伊藤健太郎、仲村さん役に玉城ティナが演じます。
漫画原作の実写化は、多くの原作ファンががっかりするパターンもありますが、個人的には押見修造の漫画は実写化が向いていると思っているので、楽しみです!

映画が始まる前に、「惡の華」を見ておくのも良いですね!

アニメ「惡の華」公式サイト

映画「惡の華」公式サイト

3位、ハピネス

ハピネス参照元:https://www.amazon.co.jp

あらすじ

「このまま死ぬ? それとも、同じになる?」。謎の少女に襲われ、決断を迫られたあの夜──。幸せでも、不幸でもなかった僕のありきたりな日常は、跡形もなく壊れてしまった…。『惡の華』押見修造が描く、鮮血のダークヒーロー奇譚!

謎の少女に襲われ、決断を迫られたあの夜──。幸せでも、不幸でもなかった僕のありきたりな日常は、跡形もなく壊れてしまった…。首筋に残った“傷”。何かを求めて、止まない“渇き”。冴えない高校生だった、岡崎を待ち受ける運命とは…!?

引用元:https://www.amazon.co.jp

押見修造が描くダークファンタジー

現在、「別冊少年マガジン」で連載中のハピネスです。

いじめられっ子だった中学生の少年が、ある夜、吸血鬼の少女に噛まれて、少年自身も吸血鬼の世界に足を踏み入れるという物語。

なんとなく東京喰種の様な似ている様な物語ですが、ハピネスはあまりアクションが目立つわけではなく、押見修造が得意とする登場人物の吸血鬼になった少年と吸血鬼と巻き込まれた人たちの心情をもっと深く描いていると思います。

押見修造は漫画家らしい漫画家というよりも、小説家みたいな漫画家なのかも。

今現在、物語はまだまだ続いているので、これからの展開が楽しみでたまらないです。

2位、ぼくは麻里のなか

ぼくは麻里のなか参照元:https://www.amazon.co.jp

あらすじ

友達が一人もいない大学生の≪ぼく≫の唯一の楽しみは、コンビニで見かけた名も知らぬ女子高生を定期的に尾行すること。いつものようにその娘を尾行していたら突然記憶が飛び、≪ぼく≫はその娘のベッドで寝ていて、≪ぼく≫はその娘になっていた。その娘は≪麻理≫という名だった――。

引用元:https://www.amazon.co.jp/

「君の名は」とは違うよ。

大学生の主人公小森と女子高生の麻里と心が入れ替わる物語。

ここまで書くと「君の名は」を思い出すと思いますが、この作品は麻里の体に入れ替わった小森が、心が入れ替わったと思って、元の体に会いに行くと、そこには普段通りの小森が、、

「じゃぁ、麻里の心はどこに?」

と、麻里の心を探す物語です。

「男の(しかも冴えない)主人公がいきなり美女の女子高生になっても、女の世界に生きなきゃいけなくなったら困るよね。」っていう主人公の混乱と葛藤が面白いです。

物語が進むにつれて、衝撃の事実が、、

2017年に池田エライザさんが主演でドラマ化もしたそうですね。
まだ見ていないので、機会があればドラマも見てみたいです。

ドラマ「ぼくは麻里のなか」公式サイト

1位、血の轍

血の轍参照元:https://www.amazon.co.jp/

あらすじ

母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!

引用元:https://www.amazon.co.jp/

静かなサイコサスペンス

血の轍は現在、「ビックコミックスペリオール」で連載中です。

血の轍読んで、まず思うのは「本当に絵が上手くなったぁ」って。笑
ハピネスなんかもそうだけれど。

正直、惡の華の前半ぐらいまではお世辞とも絵が下手な部類の作者だった様な気がするし、ここまで絵が上達するのに想像しきれないほどの努力をしたんだろなぁ。って思います。

血の轍は説明的なセリフだったり、登場人物の頭の中のセリフなどがなく、絵で表現をしています。

だから、読む人によっては何も感じない様な日常も、実は影の部分がにじみ出てきていたり、、
そこに気づけない人にとっては、血の轍は退屈な作品なのかもしれません。

でも、猟奇犯罪を犯した犯人も近所の人のインタビューでは「いつも挨拶してくれて、いい人でした。」みたいなこと言うし、僕らが普通に過ごす日常も見えない狂気が隣り合わせにあるのかも。

一巻では平凡な日常の中にあった違和感が、どんどん歪んでいって、恐怖に変わっていきます。
これからどんな風になって行くのかハピネス同様に楽しみな作品です。

血の轍もその内、実写化するんだろうなぁ。
どうせ実写化するなら、「告白」の中島哲也監督に映画化して欲しい。

最後に

ランキング形式にしましたが、どの作品も最高に面白いです。

惡の華で押見修造にハマって、そのまま他の作品まで全部読みました。

独特な世界観を描く漫画家さんなので、作品によって好き嫌いは別れやすい漫画家だとは思いますが、「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」や「ハピネス」「ぼくが麻里のなか」は比較的に読みやすいと思うので試しに読んで見て欲しいです。

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