僕は一応、元バンドマンである。
デビューすることこそは出来なかったけれど、中学生の頃からギターを始め、高校生でバンドを始め、様々なバンドを経験して来た。
結構真面目にやっていて、有名なバンドがやっていたようなライブハウスでライブ活動をしたりしたもんだ。
これは僕の考えだけど、音楽をやっている人間は音楽をたくさん聴くことは当たり前の事だと思っている。
例えば、ブログを書く人なら、いろんな人のブログを見て自分がどういう風に書いていくのかを学んでいくと思うんですよね。
音楽もそれと同じでたくさん音楽を聴くことで様々なこと吸収して、表現力の引き出しを増やしていくと思うのです。
僕も本格的にバンド活動をやっていた頃は月に50枚ぐらいCDを買って、何か自分のものに出来ないかと必死に聴き漁っていました。
今でも家に2000~3000枚ぐらいCDあるんじゃないかな。
もはや数えていないので具体的な数字はわかりませんが、、
まぁ、それは置いといて。
その中でも特別なバンドがいくつかある。
そのうちの1つが「LUNA SEA」というバンドである。
僕ぐらいの世代だと一般的に河村隆一がいたバンドとして有名なバンドなのかな?
中学生の時に通っていた塾の講師がLUNA SEAのコピーバンドをやってて、教えてもらったのがLUNA SEAとの出会いでした。
各メンバーが1つのバンドに1人いたらラッキーなぐらいのセンスを持っていて、今でも様々な系統のバンドに影響を与えているようなバンドなのだ。
ただ、このバンドを好きだというと1つ付きまとうことがある。
それは彼らが「ヴィジュアル系」だということだ。
念のため、「ヴィジュアル系」がなんなのかをざっくり説明すると、化粧をしているロックバンドだ。
個人的には音楽さえ良ければ、カテゴリーなんてどうでも良いんだけど、僕が「LUNA SEAが好きだ」というと、たまに極端に否定的な事を言われる事がある。
例えば、、
「あんな格好している奴らが良いわけがない。」
「化粧している時点で聴く気にならない。」
「魂の叫びを感じない」
こんな感じで言われると僕は反論する気もなくなる。
「薄っぺらい感性だなぁ。」って。
結局、ルックスが気になるんだろ?
音楽なのにな。
ネガティブなことを書くのに、あまりグループ名を出したくないが、、
極端な言い方だけど、
「お前が好きな銀杏BOYZが仮に化粧をしていたら、もう彼らの魂の叫びは感じないんだな?」
「お前が好きなミッシェルガンエレファントが化粧していたら、もう聴かなくなるんだな?」
と思う。
まぁ、言わないけれど。
いや、言ってたかも。
せめて、ちゃんと聴いた上で「あまり好きじゃない。」なら、人それぞれ好みがあるから、仕方がないとは思うけれど。
たいして知りもしないのに、人が「好きだ」って言ってるものを面と向かって頭ごなしで否定されると「こいつちょっとおかしいんじゃないか?」と、もはや少し恐怖すら感じる。
「邦楽は洋楽に比べて、レベルが低い。」
「今の音楽は、昔の音楽に比べてレベルが低い。」
これもどこか少し通じるものはあると思う。
音楽を聴く人なら人なら1度はこんな風に思う時期があると思う。
正直言えば、僕もそんな時期がありました。
でも、なにかを境にそういう時期は過ぎ去りました。
たくさん物を知ることで悪いところを見つけるよりも、良いところを見つけることの方が得意になったのかもしれない。
だいたい日本人が日本のものに対して、偏見を持つのもなんか滑稽だ。
そもそも音楽の優劣なんて、未だによくわからない。
※お酒飲みながら、文を打っていたために少々読み苦しい文になってしまいましたが、ご了承ください。
明日の朝、枕に顔を埋めます。