怖い話が好きな人やホラー映画が好きな人も多いと思いますが、ホラー漫画って読んだことありますか?
ホラー漫画って読みやすい分、頭にすんなり入ってくるのでかなり怖いんです。
夜道1人で歩いている時に思い出して、何度ビクビクしたことか、、
そんな僕が本当に怖いオススメのホラー漫画を紹介します。
目次
座敷女 / 望月峯太郎
参照元:https://www.amazon.co.jp
あらすじ
大学生の森ひろしは真夜中に隣部屋のドアがしつこくノックされていることに気づく。自分の部屋のドアを開け覗いてみると、そこにはロングヘアにロングコートの大女が立っていた。後日、その大女はひろしの部屋を訪れる。電話を貸してくれと頼まれたひろしは彼女を玄関に入れてしまう。 その日を境にひろしは「サチコ」と名乗るその大女に付きまとわれる。サチコとは何者なのか?目的は何なのか?サチコの異常な行動は次第にエスカレートしていき、やがてはひろしの周囲の人々をも巻き込んでいく。
引用元:https://ja.m.wikipedia.org
現実に起こりうる怖さ
「ドラゴンヘッド」などで知られる望月峯太郎の描くホラー漫画。
幽霊や化け物が出てくる怖さではなくて、ストーカーを扱った漫画で、幽霊的な怖さじゃな分、誰でも起きそうな怖さがあります。
一人暮らししている人が読んだら、軽くトラウマになるんじゃないか?ってぐらい後遺症に残ります。
学生の時に友達の家に置いてあったこの座敷女を読んで、帰り道めちゃくちゃ怖くなったのを覚えています。笑
今まで生きてきた中で、あんなに帰り道が怖くなったのは後にも先にもないかと思います。
全1巻しかなく、時間がない人でもサクッと読めちゃうので、今夜のお供にいかがでしょうか?
富江 / 伊藤潤二
参照元:https://www.amazon.co.jp
あらすじ
川上富江は、長い黒髪、妖しげな目つき、左目の泣きぼくろが印象的な、絶世の美貌を持った少女。性格は傲慢で身勝手、自身の美貌を鼻にかけ、言い寄る男たちを女王様気取りで下僕のようにあしらう。だが、その魔性とも言える魅力を目にした男たちは皆、魅せられてゆく。
やがて、富江に恋する男たちは例外無く彼女に異常な殺意を抱き始める。ある者は富江を他の男に渡さず自分が独占したいため、ある者は富江の高慢な性格に挑発され、ある者は富江の存在の恐怖に駆られ、彼女を殺害する。
しかし、富江は死なない。何度殺害されても甦る。身体をバラバラに切り刻もうものなら、その肉片1つ1つが再生し、それぞれ死亡前と同じ風貌と人格を備えた別々の富江となる。たとえ細胞の1個からでも、血液の1滴からでも甦り、富江は無数に増殖してゆく。そして、その富江たちがそれぞれ、男たちの心を狂わせてゆく。
これは、そんな魔の美少女・富江と彼女に関わることによって人生を誤る男たち、そして彼らを取り巻く人々の人間模様を描いた物語である。
引用元:https://ja.m.wikipedia.org
居心地の良い悪夢のようなホラー
ホラー漫画と言ったら、伊藤潤二でしょ!
その伊藤潤二の漫画の中でも富江を読まずにして、ホラー漫画好きとは名乗れない!という断言しても良い漫画だと個人的には思っています。
絶世の美貌を持つ富江の魅力に取り憑かれて、その果てには富江自身を自分の手で殺したくなるという衝動を抱かせてしまう。
読んでいるときは普通に読んでいたけれど、改めて文章にすると狂気の起因になる人物が自分に殺意を向けさせるという設定は斬新過ぎませんか!?
富江に限らずですが、伊藤潤二の漫画って居心地の良い悪夢の見ているような不思議な魅力があるんですよね。
何度読み返しても毎回、取り憑かれたように一気に読んでしまいます。
ひぐらしのなく頃に / 竜騎士07
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あらすじ
物語の舞台となる雛見沢村は村人の連帯が強固で一見平和な村に見えるが、ダム建設をめぐる村人間の対立は建設中止後もしこりを残している。また、6月に行われる夏祭り「綿流し」の日に毎年発生している、一人死んで一人消える奇怪な事件が起きていた。事件は村で祀る神、オヤシロさまの祟りとして村人に畏れられていた。事件が始まって5年目の昭和58年。少年前原圭一が雛見沢村に引っ越してくる。彼は持ち前の明るい性格で、新たな学校や友人に打ち解けていく。物語は平穏でゆったりとした日常のシーンから始まるが、進行していくにつれて違った趣きを見せてくる。そして、綿流しの日に5年目の事件が起き、不気味な出来事が発生するようになる。
引用元:https://ja.m.wikipedia.org
ほんわか田舎生活から恐怖への高低差が激し過ぎる
「はいはい出た出た。」みたいに思う人もいると思いますが、初見で読んだときは本当に怖かったです。
前半は可愛い子に囲まれて羨ましくなるぐらいの田舎生活を満喫している主人公なんですが、とあるきっかけで住んでいる村の過去を知ってから、ほんわかな雰囲気に陰りが見えてきます。
じんわりじんわりと影の部分が姿を現してきて、さっきまでずっと可愛かった女の子が登場しただけで、心臓を鷲掴みされます。
もはや日本のホラー漫画の代表格の一作と言っても良いんじゃないかと思います。
当時、こういう感じの絵が「ちょっとキツいなぁ。」って抵抗があったのですが、バイト先の先輩にな半ば強引に読まされて、がっつりハマりました。笑
やっぱりこういう感じのアニメや漫画と無縁な感じの友達に貸したら、その彼もがっつりハマっていましたね。笑
学校でみんなと溜まって喋っているその横で黙々と漫画を読んでいた友達がいきなり飛び跳ねて、「どうしたww」と声をかけたら、怖いシーンがいきなり出てきてビックリしたらしい。笑
でも、その気持ちはよくわかるよ。笑
カラダ探し / ウェルザード
参照元:https://www.e-hon.ne.jp
あらすじ
県立逢魔高校で学校の怪談として語られる、50年前の強姦・バラバラ殺人の犠牲者である血まみれの少女の幽霊「赤い人」。怪談によれば、学校で「赤い人」に遭遇してしまった生徒は身体を8つのパーツに分割されて校舎に隠され、皆に自分のカラダを探すように頼むことになるという。カラダ探しを「頼まれた側」の生徒は頼みを拒否することはできず、8つに分割された「頼んだ側」の生徒のカラダを全て集めるまでは死ぬこともできない。
引用元:https://ja.m.wikipedia.org
カラダが見つかるまで1日がループする
なんとなく某悠介の小説のような設定で原作はケータイ小説だし、最近よくあるような急に起きた異常現象に巻き込まれて、人が残酷に死んでいくデスゲーム的な漫画な感じがして、正直読むまで期待していませんでしたが、KindleかKoboでお試しで無料配信しているのを読んだら、これがなかなか作り込まれていて読んでいくと次へ次へって読んでしまう面白さがあるんです。
高校生の登場人物が「そんな高校生いるかよ!」っていう感じではなく、どこにでもいそうな子たちなので感情移入しやすい。
死ぬとその日の始まりに戻って、でも、カラダ探しの参加者だけの記憶がちゃんとあるっていう設定もなかなか面白い。
実はカラダ探しをしている時に襲いかかってくる赤い人よりも、毎日やってくる「私のカラダを探して、、」って頼んでくる人の方が怖いという罠。笑
ゆうやみ特攻隊 / 押切蓮介
参照元:https://www.amazon.co.jp
あらすじ
姫山高校の心霊探偵部は報酬を受け取って心霊事件に挑戦する。気弱な少年・辻翔平は、悪霊の殺された姉・辻晴子の仇を討つため、実体を持たないはずの霊体に肉体的暴力を加えることができる特殊能力者・花岡弥依(通称:隊長)に弟子入りするため心霊探偵部に入部する。以降、隊長、部員仲間の越島カエデ(通称:カエ)と2号と共に、近隣で発生する怪奇現象を半ば強引なやり方で解決へ導いていった。
そんな中、心霊探偵部一行は、依頼で偶然にも辻のかつての生家に訪れ、晴子が殺された事件の真相を知る。晴子を殺した悪霊の手掛かりを掴んだ隊長は、2号が念写した悪霊の写真を運営サイトに公開した後、心霊探偵部に乗り込み制裁を行おうとした刺客を返り討ちにする。刺客の正体は黒首島出身の女性・鉄松子であることが判明すると同時に、悪霊の在り処が黒首島であることを突き止める。
両親は黒首島の事件で出会った事実を知った辻は、冬休みを利用して単独で黒首島に向かう。が、その旅路に隊長、カエ、2号が同行する。彼女らは鉄家の内通者の依頼で黒首島に行くことになっていた。こうして心霊探偵部一行は黒首島に到着し、陰謀が渦巻く壮絶な戦いに挑むことになる。
参照元:https://ja.wikipedia.org
ホラーギャグ漫画だと思って侮ってはいけない!
押切蓮介といえば、最近アニメでやっていた「ハイスコアガール」や「ピコピコ少年」などの光の押切蓮介と「ミスミソウ」や「焔の眼」などの闇の押切蓮介がいますが、「ゆうやみ特攻隊」は、ちょうど光と影の間の押切蓮介です。
似たような題材を扱った漫画で「でろでろ」という作品もありますが、こちらはなんか異様な闇の押切蓮介がにじみ出ている作品だと思います。
幽霊を素手でぶっ飛ばす設定と独特の可愛いさのあるタッチで騙されるけれど、読んでいくなんか異様な不気味さがあるんですよね。
この「なんか異様」っていうのが押切蓮介しか出せない雰囲気だと思います。
ギャグっぽいんだけど、なんか怖さが隣合わせにあるというか、、
1巻を読んだら、それが最後、一気に引き込まれますよ!
地獄先生ぬ〜べ〜 / 望月峯太郎・岡野 剛
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あらすじ
この世には目に見えない闇の住人達が、時として牙をむいて君達を襲ってくる…。だが、そんな奴らから君達を守る正義の使者がいる。あらゆるものを無に帰す力を宿した「鬼の手」を持つ鵺野鳴介は、子供達から「ぬ〜べ〜」と呼ばれて親しまれる日本で唯一の霊能力教師。普段は頼りないが、子供達を悪霊から守るために命を懸けて戦う!!
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安定の僕らのトラウマ製造機
正直このページにぬーベーを載せるべきか悩みました。笑
だけど、間違いなく20代〜30代の人はぬーベーでトラウマを植え付けられているのです。
熱くてグッときて怖くて、時々ちょっとエロい、、一見そんな「少年漫画とは何か?」という要素が詰まっている漫画ですが、怖いの要素はそこらのホラー漫画に負けていない、、というか、余裕で勝っちゃっています。
ページを開いたら、めちゃくちゃ怖い妖怪の顔がドアップみたいなことを平然としてきます。
個人的には「メリーさん」の回がめちゃくちゃ怖くて、小学生の時にコミックをぶん投げた記憶があります。笑
子供の頃はストレートに怖いシーンでビクビクして読んでいましたが、大人になってから読むと、また違った視線で怖い話が見つかりそう。
後遺症ラジオ / 中山昌亮
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あらすじ
………か……みぃ…………手手手ッ……手…て……………火………………う…しろ…に………血………ぅ…………か…影……………イタぃ……痛ぃ……た……ぃ……………こ…ぶぅわ……箱………………子…ド…モ………藁……………ハ………鋏…………テ………断…………ぎょおおおおおッ…………ぅオ……グ…シ……サッ…………………
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意味のわからないゾクっとする恐怖
同じ作者で言うと「不安の種」の方が有名ですが、個人的にこちらを選んだのはオムニバスのようで、実は点と点で繋がる物語があること。
一見何も関係ないような話が、実は繋がっていて、真相に近づいていくという、、
夜寝る時に「もし今、目を開けたら、女の人が目の前にいたらどうしよう、、」とかお風呂で髪の毛を洗っているときに「顔をあげたら、鏡に何か映ったらどうしよう、、」って、誰でも頭の中で怖い場面を想像したことあると思います。
その怖い場面を漫画にしたのが、この作者のホラー漫画の特徴だと思います。
次のページを見たら、一気にゾッとする展開を見せてくれる。暑い夏には持ってこいのホラー漫画です!
悪の教典 / 鳥山英司 原作:貴志祐介
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あらすじ
晨光(しんこう)学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇なく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムにサイコパスが紛れこん
だとき──。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。
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もし学校の先生が共感性欠如のサイコパスだったら、、
伊藤英明主演でも映画化されたホラー作家、貴志祐介原作のサイコパスホラー。
今まで紹介したホラー漫画とは違うのが、悪の教典においては人間が生み出す恐怖というところ。
この作品の面白いところは、「学校」が舞台なので、サイコパスな教師という要素以外にも金八先生よろしくな思春期の生徒がもつ悩みやトラブルが起きていくこと。
金八先生だったら、心に残る名言で生徒を悟るところですが、悪の教典で登場する教師は共感性が欠如しているサイコパス。
そして、主人公がこのサイコパスな教師のハスミンなので、サイコパス視点で物語が進行していきます。
「黒い家」「クリムゾンの迷宮」などの代表作で知られる貴志祐介にサイコパスな人間を書かせたら、右に出るものはいないですね!
漫画版は原作ともの映画とも違う終わり方なので、すでに映画版や原作を読んだ人にも読んでほしいですね!
そして、漫画版でハマった人には、原作もおすすめなので是非!
最後に
夜寝る前に少しづつ読んでほしいですね。
読み終えた後にトイレに行くあの瞬間はたまらないですよ。笑
僕が紹介した漫画はホラー漫画としての怖さだけではなく、しっかりと話も面白いのでホラー漫画が好きじゃなくてもおすすめです。
ぜひ読んでみてください!