MEG ザ・モンスター
引用:https://geekerhertz.com/article/do-you-want-to-know-how-the-meg-movie-was-made
公開年:2018年 制作国:アメリカ、中国
上映時間:113分
監督:ジョン・タートルトープ
キャスト:ジェイソン・ステイサム、リー・ビンビン、レイン・ウィルソン、ルビー・ローズ、ウィンストン・チャオ、クリフ・カーティス、、他
2018年の夏、注目のサメ映画。
サメ映画、モンスターパニック物の映画が好きな僕は予告を見て、海中のガラス越しに奥から、ゆっくり姿を現わすサメの映像を見て、「これだ!」って思いました。
サメ映画、モンスターパニック物が好きな人は同じように予告を見て、胸がときめいた人多いんじゃないでしょうか?
でも、なんだろう?
映画見終わった後に、すっきりしないモヤモヤ感は。
あまり批判的な事を書くのは好きではないけれど、期待していた分、落胆が大きかったので、なんでサメ映画好きの僕が「MEG ザ・モンスター」をつまらないと感じたのかを書いていこうと思います。
基本的に批判が続くので、「MEG ザ・モンスター」が好きな人は読まない事をオススメします。
あらすじ
参照元:https://www.club-typhoon.com/archives/2018/09/07/themeg.html
中国上海の海洋研究施設から潜水したある探査船が、誰も足を踏み入れたことのない未知の海溝を発見した。 世紀の発見に喜んだのもつかの間、探査船は突如消息を絶ってしまう。 レスキューのプロであるジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は行方知れずとなった探査船の乗組員を救うべく立ち上がったが、救助先で絶滅したはずの巨大ザメ、メガロドン・MEG(メグ)と遭遇した。 深海から浮上したMEGはビーチで海水浴をする人々を次々に襲い始め、楽しい雰囲気に包まれていた真夏のビーチは地獄へと変わっていく。
期待をことごとく潰していく
参照元:https://note.mu/tunacan/n/n901c4992d416
1番思ったのは、「ヤバい!この展開はそろそろ来るぞ!、、、、あれ?」ってことが多くて、痒いところにてが届かない思いを何度もさせられました。
例えば、MEGが泳いでいる付近で何度もヘリが飛んでいるんだけど、、そこそこモンスターパニック物が好きな僕は、この展開なら海の中から巨大なサメがヘリを襲うために飛び跳ねて来る事をお約束として期待しちゃうんです。
だけど、何もない。
サメを退治するために魚雷を落とすシーンも、爆発の水しぶきで視界が悪くなっているんだから、「水しぶきに紛れてサメ飛んでこいよ!」みたいなね。笑
ヘリのシーン以外でも捕えた巨大サメの頭に入れて写真を撮ろうとしているシーンがあるんだけど、「実は(サメが)生きていて、噛みつかれるんじゃ、、ドキドキ」って思いながら観ているんだけど、何も起きなくて逆に「噛めよ!」って、思わず心の中で突っ込んでしまいましたね。
ベタ中のベタな展開だし、今まで意識したこともあまりなかったけれど、やっぱりこういうお約束もないと少し寂しくも感じます。
今回のサメの特徴は人を丸呑みできるほど巨大なサメなのに人がたくさん泳いでいる海水浴場に現れても、ほとんど泳いでいるだけ、、泳いでいる人たちを丸呑みして行くぐらいのやる気を出して欲しい。
だいたい巨大サメが泳げるほど、深い海での海水浴しているってどうなんだろう。
中国色が強すぎる。
参照元:https://www.recordchina.co.jp/b633678-s0-c70-d0044.html
今のご時世こういう書き方をすると、「差別」みたいな変な誤解を与えてしまいそうですが、僕自身は中国人の友達も結構いるし、フォローするために書くと映画やドラマの中でアジアの人が活躍するのは、同じアジア人として嬉しいんですよ。
少し古いけれど、海外ドラマのLOSTに出ていたダニエル・デイ・キムやウォーキング・デッドのスティーブン・ユァンも好きだし、、
だけど、最近の映画は中国市場を意識し過ぎてて、ちょっとウンザリ。
なんか脈絡もなくいきなり活躍し出したり、この映画で言えば「必要?」って思うような恋愛要素やお涙ちょうだい要素があったり、、
取って付けたような無理やり感のある展開で、映画のバランスも悪くなるし、、
少し前で言えば、パシフィック・リムの続編もそんな印象を受けたかな。
ステーキを食べようとステーキハウスに行ったら、めちゃくちゃチャーハンを勧められて困惑するような感じになるんですよね。
中途半端なストーリー
参照元:https://www.higopage.com/wp/2018/09/the-meg/
サメとタコが合体したり、空からサメが降ってきたりとかトンデモサメ映画があるけれど、この映画は真面目に作ったサメ映画。
だけど、全体的にどこから寄せ集めてきたようなシーンの連続。
登場人物もほぼ生き残っているけれど、登場人物が多いがゆえに人物の作り込みが甘くて、中途半端。
サメ映画なら、役目が終わった人物はサメに襲われて退場っていうのもアリだけど、あまりエグいシーンを入れたくないのかサメもやる気がない。
なんか巨大サメを見せたいのかジェイソン・ステイサムの活躍を見せたいのか中国人のヒロインを見せたいのか、、
「あれも欲しいし、これも見せたし、それもやりたい!」でぶつかり合っちゃって、本編を見終わった後でも予告以上の印象は残らないです。
サメもやる気もなくて、ストーリーに特徴もない。
他のサメ映画にないこの映画の見所はどこなんだろう?
最後に
期待していた分、かなり辛口な記事を書いてしまいました。
まぁ、フォローするなら、こういうサメ映画がIMAXや大きなスクリーンで見れるのは貴重なので迫力がある映像を見れる事ですかね。
あと予告は素直に素晴らしかったと思います。
興行収入で言えば、伝説級のモンスターパニック映画「Jaws」を超えたらしいけれど、内容は個人の感想で言うと足元にも及んでいないかな。
でも、エグいシーンは少ないので、家族で見たり、恋人同士で見るにはちょうど良いのかも!