アメリカ生活

多発するアメリカの銃乱射事件。果たして「銃規制は必要なのか?」実際にアメリカに住んで、たどり着いた答え。

ここ最近アメリカの銃撃事件が急増してきています。
それに伴い、アメリカでは以前より増して銃の規制への関心が高まり、大規模な銃規制のデモも起きました。
日本でもYahooニュースで報じられていたので、ご存知の方も多いと思います。

現在、アメリカ在住の僕が現地のアメリカ人の意見も踏まえて、個人的な意見を書いていこうと思います。

ニュースで身につく、世界の視点と英語力。
The Japan Times Alpha

 アメリカの銃社会

 

ピストル男引用:http://gahag.net

 

日本では銃というものは、ほとんどの人にとってはドラマや映画の中だけでしか見たことがないものだと思います。
ガンクラブに行ってお金を払って拳銃の体験をするか拳銃の所持が許されている猟師や職業に就いていない限りは、本物の銃声すら聞くこともないと思います。

 

では、アメリカではどうでしょう?
現在、アメリカでは個人で所有されている銃は2億7000万丁だそうです。

 

現在のアメリカの人口はだいたい3億2千万人。
それに加えて不法移民が1100万人いるそうです。
1人1丁持っていたとしても、8割近くの人間が持っていることになりますね。

 

銃社会のイメージと実態の差

はてな少女

引用:https://www.irasutoya.com

アメリカでは州によって法律が大きく違います。

 

例えば、飲酒運転に関しては、僕の住んでいる州ではワイン2杯までは飲んだ後に運転しても違反になりません。
でも、他州では日本同様あるいはもっと厳しく飲酒運転を取り締まっている州もあります。
他の州から僕の家に車で遊びに来てお酒を飲んだとしても、州を跨いだ途端にアウトになります。
帰り道でポリスに捕まります。

 

銃に関しても同様で、州によっては既に厳しく規制はされています。
例えば、ニューヨークでは非常に銃の規制が厳しく長銃・拳銃共に登録が必要で携帯許可は一切下りません。
他州から車で通過するためでも銃を持っていたら、連行、逮捕の可能性があります。

その一方で、銃の規制が甘いと言われているフロリダ州やヴァーモンド州では、学校や裁判所に持ち込みさえしなければ違法になりません。
危険な地域では、市民の銃の携帯が常識となっており、発砲事件が頻繁に起きています。

 

日本人が抱くアメリカの銃社会のイメージはどちらかというと、フロリダ州やヴァーモンド州のような感じなんじゃないかと思いますが、あくまで州の中に限ったことであって、アメリカ全体がそうだというわけではありません。

 

たまに旅行者が「アメリカではスーパーで銃が売っている。」などの話をしているのを聞いたり見たりしましたが、アメリカ全体がそういうわけではないので、誤解しないようにしましょう。
現にアメリカに住んでいる僕は銃が販売されているところは見たことはありません。

 

銃の規制は賛成?反対?

喧嘩

引用:https://pictogram-free.com

 

最初に率直な意見を言わせてもらうと、僕の意見としては銃の規制は反対です。

 

例えば、仮にアメリカ全体で銃の規制がされたとしたら、最近よく起きている銃の乱射事件の件数は減少するかもしれないけれど、、
じゃぁ、銃を使って強盗や強姦やその他の悪事をする連中は銃が規制されたら、素直に銃を手放すのか?

 

おそらく答えは「NO」だと思うんですよね。
結局、デモに参加するような善良な市民が銃を手放したところで、銃を悪用する連中が銃を手放さなければ意味がないですよね。

もしそうなってしまったなら、銃を使って悪事を働く人たちにとっては、自分たちの獲物が無防備になるわけだから、犯罪件数が増加すると思います。

 

なら、警察が警備を強化すれば良いと思うかもしれないですが、警察が頻繁にパトロールしていて、すでに銃の規制が厳しいニューヨークですら、今だに発砲事件や銃撃戦が起きる事があります。

 

そもそも治安が日本とは全然違います。
僕の住んでいる地域は比較的かなり安全な地域だと言われていますが、それでも家に強盗が入ったり、空き巣が入ったりと行った事件はあります。
僕の家から車で5〜10分のところに引っ越してきた知り合いがその初日に家に空き巣が入って、すぐに違う家に引っ越したなんてこともありました。
僕自身も複数の黒人に囲まれて、お金を取られたこともあります。

 

彼らが銃を持っていたら、規制後に銃を手放すと思いますか?
僕には到底思えません。

 

実際にアメリカ人の友人何人かと銃規制の話をすると、意外にも反対意見を持つ人も多かったです。

意見としては僕とほとんど同じです。
田舎に住んでいる人ほど、反対意見を持つ人が多い印象がありました。

 

あと賛成している人達と反対している人達で、銃規制以外にもう1つはっきりと別れていることに気づきました。
それはトランプ大統領への支持です。
偶然かもしれないですが、規制賛成派はトランプを批判している人が多く、規制反対派はトランプを支持している人が多かったです。
実は銃の規制賛成派の中には銃が云々よりも、ただトランプ批判の材料にしたい人も多いんじゃないかと思います。
あくまでも推測ですが、、

 

オバマが大統領していた時期に乱射事件が起きていたら、今みたいな大規模な反対デモとかやっていたのかな、、?

 

銃乱射事件を減らすにはどうすれば良いのか?

 

よく言われているけれど、銃乱射事件については、銃では人の問題だと思っています。

 

銃社会ではない日本からしたら、離れた世界の話のように感じるけれど、僕はそうでもないと思っています。
例えば、この記事を書く少し前に起きた新幹線内での無差別の刺殺事件や秋葉原で起きた通り魔事件も本質的には近いところにあるんじゃないかと思っています。

 

健康診断のようにカウンセリングをする機会を増やして、身体と共に心のケア、あるいは何らかのSOS信号に気づいてあげることも必要なのではないかと思います。

 

あとアメリカでは、人が死ぬ瞬間が日本と比べると遥かに身近にあると思いました。
わかりやすいところから言えば、アメリカの過激な映画が日本で公開されるとモザイクがかかったりすることありませんか?
海外ドラマを見ると、日本のドラマと比べると簡単に人が死んでしまう事が多くないですか?

日々のニュース番組でもそうです。
アメリカのニュース番組では映像さえあれば人が銃を打たれる場面もしっかりと流されます。

ドラマや映画と比べるとニュース番組は家庭の中でも普通に見るものだし、そういった映像を小さい頃や多感な10代の頃に日常的に目にしていたら、そこから悪い影響を受けてしまう可能性があるのではないか?と思うのです。
銃の規制よりも、メディアの表現をもう少し見直す必要があるのではないかと思います。

 

言い方は悪いけれど、日本人の僕には命が少し軽く扱われているんじゃないか?と思ってしまいます。

 

まとめ

 

以上が、、
銃規制について、アメリカでの経験、現地の人の話を聞いたうえでの僕自身の意見を書いてみました。

 

日本に住んでいるとなかなか銃社会の実態を知ることは難しいことだと思います。
それはすごい幸せなことなんですけどね。

銃の規制はとても難しい問題だと思います。
もともとなかったものならまだしも、すでに出回ってしまったものは無くすことはほぼ不可能だと思います。

いつか全ての人が安全に暮らせる日が来れば良いですね。

あわせて読む

RELATED POST