株初心者に世界一やさしく解説する株入門 株を注文ってどうやるの?編

いままで「これから株式投資を始めたい!」という人に向け、株式投資の用語や「投資と貯金の違い」「証券口座の開き方」を数回に分けて解説していきました。

今回は株入門第3回目!

株の注文の仕方」に関しての解説をしていきます。

株式投資っていくらから買えるの?

株式投資っていくらから買えるの?参照元:https://www.huffpost.com/entry/how-much-money-do-you-nee_b_6714658

例えば、こんな感じの表示を見たことありませんか

株価

(株)ヤマダ電機     465円

こうやって表示されていると「465円からヤマダ電機の株が買えるのか!」って思うかもしれませんが、実は違います。

この465円というのは1株あたりの値段ですが、実際に株を買うときは1株では買えるわけではないのです。

株の売買が100株単位で行うのが一般的であって、ほとんどの企業が100株単位で売買取引を行なっております。

なので、上のヤマダ電機の株を買いたいのならば、456円×100の「45600円」が最低限必要な額となります。

株の売買が100株単位で行うのが一般的

ほとんどの企業が100株単位で売買取引を行なっている

1000円以下でも株は買える!?「ミニ株」と「単元未満株」について

1000円以下でも株は買える!?「ミニ株」と「単元未満株」について参照元:https://money-farm.net/stock-investment-mini/

上では、100株からの売買取引が一般的と書きましたが、1株あたりの値段が高い株はなかなか手を出すことができません。

例えば、任天堂の株は現在、1株当たり38,410円します。
それを100株買うとなると3,841,000円になります。

任天堂の株を買うのに最低でも400万円近くの資金が必要となってしまったら、ごくわずかな人にしか買えなくなってしまいますよね。

そこで多く証券会社が、単元株の10分の1で売買できる「ミニ株」や1株から売買できる「単元未満株」というもの扱っています。

任天堂の株は1000円未満では買えませんが、本来必要な資金よりもかなり安い資金で任天堂の株を購入することができます。

「単元未満株」と「ミニ株」をうまく利用すれば、1000円以下で手軽に株式投資が始められます。
株式投資初心者の方は、まず試しに1000円以下から始めて、株がどういうものか触れてみるのもいいかもしれませんね!

単元株の10分の1で売買できる「ミニ株

1株から売買できる「単元未満株」

・「単元未満株」と「ミニ株」をうまく利用すれば、1000円以下で手軽に株式投資が始めれる

株っていつ買えるの!?

参照元:https://tinycards.duolingo.com/decks/4nPzEpKK/when

お店で買い物をするときに、お店の営業時間が10時〜21時までってありますよね?

では、同じように株の売買ができる営業時間や株が買えない定休日みたいなものはあるのでしょうか?

その正解は厳密に言えば、「Yes」です。

株を扱う東京証券取引所では平日の午前9時30分〜11時30分、午後の12時30分〜15時で株の取引が行われており、土日、祝日には東京証券取引所はお休みです。

基本的にはこの時間に合わせて、株の売り買いをします。

ですが、この時間に合わせてでしか株の売買ができないとなると、普段平日の日中にお仕事をしている人や家の家事に追われている人には株式投資を始めるなんて、夢のまた夢ですよね。

そこで今はほとんどの証券会社が東京証券取引所の営業時間外でも土日、祝日問わず24時間売買注文を受け付けています。

一部の証券会社では「PTS」という私設市場を設け、その証券会社を利用している投資家同士が日中の取引所のように、リアルタイムで株の売買を行なっております。

ただこの「PTS」は株の初心者、、というより一般的な投資家にはあまり関係ないと思うので「そんなものもあるんだな。」ってぐらいで頭の隅にとどめておけばいいのかなと思います。

ほとんどの証券会社が土日、祝日問わず24時間売買注文を受け付けてる。

「PTS」という私設市場では、投資家同士が夜間も取引所のように、リアルタイムで株の売買を行なっている。

「PTS」は一般的な投資家は気にしなくてもいい。

株の値動きには上限下限があるのを忘れるな!

株の値動きには上限下限があるのを忘れるな!
参照元:https://www.kjmlaw.com/ten-wealth-preservation-strategies/

株式投資をこれから始める人の中には「一夜にして株価が10倍になって、一気に大金持ちだ!」なんて夢を見ながら始める人も少なくないかもしれません!

僕自身、そんなことを夢を見ている時がありました。笑

だけど、株価が一夜にして、一気に上がったり下がることはありません。
株価は1日で動ける幅が決まっており、いくら買いの注文が殺到したとしても決められた上限を超えることはありません。

この事を「ストップ高」。

逆に売りの注文が殺到を決まった幅よりも下回ることがありません。

この事を「ストップ安」。

この事により、一夜にして億万長者になることはありませんが、逆に言えば、極端な暴落による損をすることもありません。

じゃあ、「値動きの幅ってどれくらいなの?」って思いますよね。
株の値動きの幅は、前日の株価が500円未満の株なら上下80円まで、700円未満の株なら上下100円まで、1000円未満の株なら上下150円までと決まっています。

もちろんもっと高い株で上限下限は決まっています。

こうやって、値動きの幅が決まっている事によって、テレビで見るような株に失敗して、家族に逃げられて、借金を背負うみたいなことは、自己資産以上の取引をする信用取引に手を出さない限りはそんな事になることはありませんので安心しましょう!

株価は1日で動ける値動きの幅が決まっている。

買いの注文が殺到したとしても決められた上限のことを「ストップ高」

売りの注文が殺到を決まった幅のことを「ストップ安」

信用取引には手を出すな!

指値注文と成行注文ってなに?

指値注文と成行注文ってなに?参照元:https://coincheck.com/ja/article/21

株の注文の仕方には「指値注文」と「成行注文」の2種類あります。

この2つの注文の仕方の性質は真逆です。

「指値注文」とは、いくらで何株売買したいかそれぞれを注文する方法です。

つまり「1000円で100株買いたい!」と注文したら、指定した額を上回る1001円で買うことはありません。
ただし、指定した条件よりも有利な条件、この場合だと999円で買えることがあります。

この指値注文はこちらから価格を指定するので、売る側と買う側で希望の値段が合致しない場合は取引が成立しない可能性があります。

「成行注文」は、逆にいくらで値段を買いたいかを指定せずに買いたい株数だけを指定して注文することを言います。

この注文の場合、例えば、500株で注文した場合、手っ取り早い話が「いくらでもいいから500株買いたい!」と言っているのと同じになります。

ただ高い値段で500株買わされるのではなく、最も安い値段から順番に売買が成立する事になります。

値段をしていない分、自分の思った以上の値段で売買が成立してすることもありますが、売買の取引が成立しやすくなります。

価格と株数を指定して注文をする方法を「指値注文」

価格を指定せずに株数だけ指定して注文する方法を「成行注文

・「指値注文」は売買成立しない可能性がある。

「成行売買」は取引成立する可能性が高い。

株には税金がかかる!

株には税金がかかる!
参照元:http://studystayaustralia.com/australian_taxrefundscheme/

株式投資で得た利益は、売買で得た利益も配当金で得た利益もそれぞれ税金がかかります。所得税と住民税がかかり、2つ合わせた税率は20.315%掛かります。

会社員の場合は給与以外で20万円以上の所得があった場合、申告する義務がありますので、株の利益で得た所得も20万円を超えた場合、翌年の春に税務署に申告する義務が発生します。

ただ確定申告をしたことがある人ならわかると思いますが、確定申告ってかなりめんどくさいですよね。
そんな人には証券会社で「特定証券」を作ることをオススメします。

特定口座は「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」と2種類選べます。
「源泉徴収あり」を選んだ場合は税金の計算、申告、支払いまですべて証券会社がやってくれます。
しかし「源泉徴収なし」を選んだ場合、収支計算のみ証券会社でしてもらい、申告は自分でしなければいけません。

ここまで聞くと、どう考えても「源泉徴収あり」を選んだ方が楽に聞こえますが、「あり」を選んだ場合、株の利益が発生した場合、そのたびに税金が引かれるので、年間で収支が赤字だった場合、必要以上に税金を支払ってしまう可能性もあります。
その場合、必要以上に支払ってしまった分は自分で確定申告をして取り戻さなければいけません。

そこまで考えて源泉徴収「あり」か「なし」を選びましょう!

それぞれの証券会社で特定口座をチェックしてみてください。

松井証券 SBI証券

最後に

今回は、「株の注文の仕方」を中心に解説をしていきました。

前回、前々回と続けて読んでいただければ、だいぶ株式投資を始めるために初歩的な知識はついてきたのではないかと思います。

今回、最後に株で得た利益がかかると書きましたが、税金がかからずに投資ができる「NISA」について、解説していこうと思っています。

次回、引き続き読んでいただければ幸いです!

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