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【観覧注意】海外の都市伝説、スレンダーマンとは?その正体に迫る。

誰が言い出したのか真実なのかもわからないけれど、人から人に語り継がれていく都市伝説。

トイレの花子さん、口裂け女、人面犬、、

どれも信憑性はないものの子供の頃は、そんな話に誰もが体を震わせていたと思います。

そんな都市伝説が海外にもいくつもあります。

例えば、以前、僕のブログでも紹介した「スリーピーホロウの首なし騎士伝説

今回紹介したいのは、日本では未定だが海外では映画の公開もされた。

スレンダーマン。

世界中を震撼させ、都市伝説に止まらずに実際に事件を引き起こしたスレンダーマンの正体に迫りたいと思います。



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スレンダーマンとは?

スレンダーマンとは、日本の「トイレの花子さん」や「口裂け女」といった古くから伝わる都市伝説ではなく、名前が広がり出したのはネットが普及した最近のことらしいです。
が、古くから伝わる神話や伝承にはスレンダーマンらしき存在は既に登場しており、スレンダーマンは古くから存在していたのではないかと言われている。

その風貌は、細く背が高く、異様に伸びた腕と足。
黒のスーツ姿から伸びた目も鼻も口も髪も何もない不気味な顔。

ただ古くから神話や伝承に登場していたのなら、その時代に合わせてその風貌も変えているのかもしれない。

時折、スレンダーマンの背中には触手のようなものが複数生えており、犠牲者を威嚇したり、捕らえたりするという話もあります。

スレンダーマンに出会うと、妄想や悪夢を見せ、心的外傷を与えたり、ストーカーをしたり、人を攫ったりすると言われています。

特に子供がその対象になることが多いそうです。

どの様にスレンダーマンが広がったのか?

スレンダーマンの存在は2009年に「Something Awful Forums」という海外の電子掲示板サイトにエリック・クヌーゼンという利用者が、掲示板に突然貼り付けた2枚の写真から、話が広がりました。

スレンダーマン戯れる引用:https://soyokazesokuhou.com/slenderman/

パッと見、昼下がりの公園で子供達が無邪気に公園で楽しく遊んでいる様な写真に見えますが、後ろに異様な影が写り込んでいるのがわかりませんか。

この写真と一緒にこんな言葉が添えられていた様です。

We didn’t want to go, we didn’t want to kill them, but its persistent silence and outstretched arms horrified and comforted us at the same time…

1983, photographer unknown, presumed dead.

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/スレンダーマン

この文章を和訳するとこうなります。

僕たちは行きたくなかったし、僕たちはみんなを殺したくなかったけれど、あいつのいつまでも続く沈黙と伸ばされた腕は、僕たちを怯えさせながら同時に安楽にもさせた…………

1983年、撮影者不明、撮影者は死亡したと推定される

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/スレンダーマン

そして、もう1枚。
スレンダーマン逃走

そして、この写真にこんな言葉が添えられていました。

One of two recovered photographs from the Stirling City Library blaze. Notable for being taken the day which fourteen children vanished and for what is referred to as “The Slender Man”. Deformities cited as film defects by officials. Fire at library occurred one week later. Actual photograph confiscated as evidence.

1986, photographer: Mary Thomas, missing since June 13th, 1986.

スターリング・シティ図書館の火災現場跡から回収された2枚の写真のうちの1枚。14人の子どもたちが失踪した当日に撮影されたものであり、「スレンダーマン」と称されるものが写っている。当局は、人物の奇形はフィルムの欠陥によるものと述べている。図書館の火災は、その1週間後に発生した。写真の現物は証拠物件として押収された。

1986年、撮影者メアリ・トマス、1986年6月13日失踪

エリック・クヌーゼンによって掲示板に貼られた2枚の写真は、添えられたこの言葉たちによって、より不気味さを増し、ウィルスが感染するかの如く、瞬く間に人々に広まったのです。

実際に起きたスレンダーマンが関わった事件

少女殺人未遂事件引用:http://www.dailymail.co.uk/

2014年5月14日、アメリカ、ウィスコンシン州ウォキショー郡で血まみれの少女が、自転車乗りによって見つかりました。
その自転車乗りは血まみれの少女に駆け寄ると「助けて、刺されたの」と命絶え絶えに訴え、すぐさま病院に搬送されました。
命に別状はなかったものの、何者かによって腕や脚、胴体など19箇所も刺されていたのです。
被害者の少女の証言によって、犯人は少女の同級生のアニッサ・ウェイアートとモーガン・ゲイザーだと判明し、すぐさま逮捕されました。

その後、容疑者の2人の少女が事件の動機について、こう話しました。

「スレンダーマンの代わりに友人を屠殺すればスレンダーマンに受け入れられ、
ニコレット国有林の中にあるスレンダーマンの屋敷でスレンダーマンと一緒に暮らせると思った」と。

さらに、もう1人の少女は、夢の中でスレンダーマンに出会ったと。

 

スレンダーマン都市伝説の真相

ここまでスレンダーマンが実際に存在するかのように書いてきましたが、実はスレンダーマンの都市伝説自体は完全フィクションなのです。

都市伝説の真相は、エリック・クヌーゼン=ビクター・サージ(本名)が、電子掲示板の”フォトショップを使って、パラノーマルな画像を創ろう。”という趣旨のスレッド内に先ほど紹介した2枚の画像を投稿し、フィクション性が紡がれるようにテキストを加え、その後、投稿者たちはキャラクター設定を拡張し、あたかもスレンダーマンが実在するかのように作り上げたものでした。

誰かを騙すつもりでもなく、元々、架空のものだと知りながら、掲示板内で遊んでいたものが人から人へと広まったのでした。

さらに2010年1月にビクター・サージによって「スレンダー・マン」は著作権登録までされました

著作権登録したのは、「金銭目的でなく、創造のアイデンティティーを守るため」とビクターサージは主張し、実際に「スレンダーマン」の映画化計画は以前にもあったらしいが、彼の申し立てを受け、配給が差し止めされている。

ビクターサージはこう述べている。

「何か驚くようなものがそこから出て来てほしいと願っている…何か恐ろしくて、厄介で、何かしら違っているもの。どこにでもあるような普通のものは嫌なんだ。」

 

参考文献:https://www.wnyc.org/story/managing-monster/、https://ja.wikipedia.org/wiki/スレンダーマン

終わりに

海外で有名な都市伝説にも関わらず、今までスレンダーマンの関する映画撮影したくても著作権の問題で撮影することができませんでした。

それがついに待望の映画化が決定し、2018年の夏に全米で公開したのです。

日本での公開はまだ決まっていませんが、いずれ公開日が決まると思うのでその際に映画館に運んで見てはいかがでしょうか!

 

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